インド女性集団暴行死事件、被告4人に有罪 [インド]

この衝撃的な事件が日本でも流れて、初めてインドでは強姦事件が多発していることを知りました。しかも、訴えても男性側が罪に問われることは少なく、逆に女性が窮地に立たされるとか。それぞれの国で、考え方や事情が違うとしても、やっぱり「男女平等と人権」だけは、どこも同じ水準であってほしいと感じます。

さて、やっぱりこれだけ国内的にも国際的にも、注目されていたこの事件なので、有罪がとりあえず下りました。しかしまだこれで終わりではないので、有罪といってもどの程度の罪が下されるのかが注目です。なにせ、犯人一味の少年は、少年であるということだけでたった3年の刑務所暮らしが決まっているし、これは甘すぎますよね。1人は自殺してるんで、残りには成人していることだし適切な量刑が下りますように。


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インド女性集団暴行死事件、被告4人に有罪
(9月10日 AFP)

昨年12月にインドの首都ニューデリー(New Delhi)のバスの車内で女子学生(当時23)が6人の男に性的暴行を受け死亡した事件で、ニューデリーの地方裁判所は10日、残る被告4人全員に有罪判決を下した。

 裁判官は4人に対し、集団強姦(ごうかん)や殺人などで有罪を宣告した。量刑審理は11日朝に開始される。4人には死刑が科される可能性がある。

 ムケシュ・シン(Mukesh Singh)、アクシャイ・タクール(Akshay Thakur)、パワン・グプタ(Pawan Gupta)、ビナイ・シャルマ(Vinay Sharma)の4被告は全員、無罪を主張していた。

 傍聴していた被害者の両親は、判決が下ると泣き崩れ、4人の死刑を求め声を上げた。
 
 裁判所前で取材に応じたシン被告の弁護人を務めるV・K・アナンド(V.K. Anand)弁護士は「シン被告はバスを運転していただけで、車内で何が起きているか分からなかったと言っている」と述べ「即時控訴するだろう。ただし明日の量刑審理の結果をまず見る」と語った。タクール被告とシャルマ被告の弁護人を務めるA・P・シン(A.P. Singh)弁護士も、両被告は控訴するだろうと語った。

 同事件で訴追された6人のうち1人には、少年裁判ですでに矯正施設への収容3年が言い渡されている。またバス運転手で主犯格とされていたラム・シン(Ram Singh)被告は3月に拘置所内で首を吊って自殺した。

 事件は昨年12月16日の夜、映画を見に出かけた被害者の女子学生と交際相手の男性が帰宅するために乗り込んだ個人バスで、運転手を含む男たちに1時間近くにわたって暴行されたもの。女性は集団に強姦され、男性も大けがを負い、一連の残虐行為の後に2人は意識をほぼ失った裸同然の状態でバスから突き落とされた。女性は後に搬送されたシンガポールの病院で同29日に死亡した。
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