<チリ鉱山事故>掘削30日開始 岩石数千トン、自ら除去 [チリ]

このチリの鉱山落盤事故、作業員の人たちが地下のシェルターで生きていたというニュースを最初見て、本当に驚きました。[グッド(上向き矢印)] で、その後に救出用の穴を掘るのに、約4か月もかかるということを知ってさらに驚きましたね。[バッド(下向き矢印)] 世界各国の最先端技術を集めても、事態は変わらないんでしょうか…。[ふらふら] ともかく、33人全員が一刻も早く無事に救出されることを願います。




<チリ鉱山事故>掘削30日開始 岩石数千トン、自ら除去
(2010年8月30日 毎日新聞)



 【メキシコ市・國枝すみれ】落盤事故で33人が閉じこめられたチリ北部コピアポのサンホセ鉱山で、チリ政府は30日から救出のための掘削作業を開始することを決めた。AP通信が29日に報じた。救出用トンネル掘削では地中の33人が数千トンの岩石を取り除く作業をしなくてはならないといい、体力と気力を保持できるか危惧(きぐ)される。

 救出作業の第1段階は、パイロットホールと呼ばれる直径38センチの穴を掘ること。第2段階で穴の直径を66センチにまで拡大。救出カプセルと呼ばれる円柱形の金属製カゴを地中に下ろし、1人ずつ引き上げる。

 ダイヤモンドの刃がついた掘削機は地下1000メートルまで掘ることができ、33人が待つ地下700メートル地点には十分届く。だが、硬い岩盤に当たるたび掘削のスピードを落とさねばならない。垂直に掘るためにドリルの角度を調整する必要があるからだ。

 最大の問題はパイロットホールを掘り終わった後だ。坑道に達したドリルは今度は下から上にのぼりながら穴を拡大していく。その際、落ちてくる3000~4000トンもの岩石を、33人は自力で取り除かねばならない。簡単な運搬機材などはあるものの、シフトを組んで24時間体制で働くことになる。

 チリ政府は、一日も早く救出するため10を超える代替案を検討中だ。食料供給、通信、換気に使用するため既に開けてある三つの穴のどれかを拡大する案も検討されている。

 29日には、食事量は1日2000キロカロリーに増やされた。33人の中で救急医療の知識を持つ作業員が、地下での作業に備え、仲間に破傷風などのワクチンを注射したという。


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